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ファンダメンタル分析とは

ファンダメンタル分析とは、その国の経済指標がどのように為替相場に影響を与えるかを分析することです。 主な経済指標には以下があります。

雇用統計

雇用に関する統計で、失業率、非農業就業者数、製造業就業者数、小売業就業者数があります。
中でも失業率、非農業就業者数が重要視されていて、発表日には為替相場が大きく動くこともあります。

四半期GDP（国内総生産）

国内総生産とは、市場で取引された財やサービスの付加価値の総額で、その国の経済成長率を示しており経済成長や景気動向の判断の材料になります。
経済指標の中でも市場影響度が高く、注目を集めています。

小売売上高

小売業における売上に関する指標で、個人消費支出の動向を見ることが出来、景気回復の指標を計る判断材料になります。

消費者物価指数(CPI)

消費者物価指数とは、その国の物価・サービスの価格の変動を表す指数でインフレ率を計る事ができ、金利と非常に深い関わりがあります。

生産者物価指数(PPI)

生産者物価指数とは、輸入品を除いた国内販売業者の販売価格の動向です。消費者物価指数と非常に関係が深く、インフレを計る事ができます。

貿易収支

貿易収支とは、輸出額から輸入額を引いた数値です。貿易収支が黒字だと外貨がその国に流れ込み、その外貨をその国の通貨に変換する必要が出てくるため、その国の通貨が高まります。

金融政策

金融政策とは、その国の経済の活動を調整するために、中央銀行が金融機関等に貸し出しを行なう際に適用する金利を調整することです。
一般的には経済活動を上向かせるために金利は引き下げられますが、FXでは高い金利が好まれるため、金利が引き上げられたときはその国の通貨は需要が増し、逆に金利が引き下げられた場合にはその国の通貨は売られる傾向にあります。

これらの経済指標は各国で定期的に発表され、時と内容によっては為替相場に大きな影響を与えることがあります。
経済指標が発表される前と後での為替相場の動向を分析し続けることにより、ある程度為替相場の動向を先読みすることが出来るようになります。